
Days In Living
とうえん
Days In Living とうえん
店舗デザイン|日厝家具 days in living
Mid-Century Modern × ライフスタイル提案型空間
家具、光、そして一杯のドリンクが描く「住まい」のイメージ
今回の店舗デザインでは、日厝家具 days in living のために、単なる家具販売ではない「ライフスタイルを体験できる場」をつくりました。
従来の家具店とは異なり、days in living は空間を通して来店者にそっと問いかけます。
「もし、暮らしにもっと可能性があるとしたら、あなたはどんなふうに住みたいですか?」
そのブランド精神に寄り添い、Mid-Century Modern をベースに、Bauhaus の構造的な合理性、そして「生活の温度感」を感じさせる要素を織り交ぜて設計を進めました。
台北や台中における店舗デザイン・インテリア設計の視点から見ても、本プロジェクトは家具店という枠を超え、人が思わず立ち止まりたくなる “ライフスタイル提案型商業空間” を目指しています。
Bauhaus の合理性 × Mid-Century の温かさ
“展示” から “暮らし” へと空間をシフトさせる
本プロジェクトのデザインコンセプトは、次の一言に集約されます。
「デザインは、Bauhaus の構造的合理性から始まり、Mid-Century の生活感によって着地する。」
直角、鋭角、曲線、ラインなど、純粋な幾何学形態を用いて空間の骨格を組み立てました。
家具の展示エリアはグリッドロジックに基づき、整列、間隔、方向性を統一。視認性の高い空間とし、家具そのものの魅力が引き立つよう構成しています。
床の幾何学ラインは大きな抽象画のように空間を横断し、黒いラインがさりげないリズムを生み出します。
カラーは「30%のアクセント × 70%のウォームトーン」という Mid-Century Modern らしい配色で、軽やかさと温もりを両立しました。
MINI BAR:家具店が “人が暮らす場所” へと変わる瞬間
days in living が大切にしているのは、家具そのものではなく 「生活感」 です。
そのため、店内には ミニバー(Mini Bar) を設置しました。これは単なる付帯機能ではなく、空間の心臓部ともいえる存在です。
来店者は「家具を見に来る」だけではなく、
店内でコーヒーやドリンクを飲みながら、光や音、素材の温度を感じ取ることができます。
家具は “展示物” ではなく、“暮らしの一部” として体験されるのです。
光がつくる生活感:内と外をつなぐ自然な呼吸
天井高6メートルという空間は、光にとって理想的な舞台。
外からの自然光を深部まで取り込み、商業空間でありながら閉塞感のない、開放的な心地よさを実現しました。
高さのある木製ブックシェルフが空間にリズムを与え、人を包み込むような温かさをつくり出します。
グリーン、オープンディスプレイ、自然光を意識した照明が、ゆるやかなテンポを生み、days in living の掲げる
「ここは、まだ住んでいないあなたの家。」
というメッセージを空間全体に浸透させています。
6メートルの天井が生む施工の難しさ:美しい空間は、時間と労力から生まれる
完成した空間は軽やかに見えますが、その施工過程は決して簡単ではありませんでした。
店舗は建物の3階にあり、天井高は6メートル。高所作業車が使えないため、すべての作業を移動式の足場を組んで行う必要がありました。
天井のラインひとつ、角度ひとつ、ディテールひとつまで、すべて職人が高所で手作業で仕上げています。
時間も人手も通常より大幅に必要でしたが、こうした見えない努力が、妥協のない美しい空間を支えています。
days in living がつくるのは展示ではなく “暮らしの提案”
days in living の店舗は、単なる家具の展示場ではありません。
人が滞在し、会話し、飲み、感じ、そして「家」を想像する場所です。
Woosha Design(舞夏設計)は、店舗デザイン、家具店の空間計画、商業空間デザイン、台北・台中でのインテリアデザインなど、どのプロジェクトでも一貫して大切にしていることがあります。
それは、空間を通して “ブランドが本当に伝えたいこと” を表現すること。
「ここに来たら、思わず立ち止まりたくなる。」
そんな場所づくりを目指すなら、ぜひ一度ご相談ください。
あなたのブランドにふさわしい、新しい “暮らしの物語” を一緒につくりましょう。
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